読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

夜中の散歩

いじめについて考えている

中二のときの教室でのいじめと差別と性的虐待

※性暴力と同性愛者差別といじめの話です

中二の二学期に、クラスのボス級の女子(バスケ部部長)とやりたい委員会がダブった、というすごくどうでも良い理由(あってもなくても同じ)でいじめに遭った。取り囲まれて髪引っ張られてバカとかブスとか言われるというオーソドックスないじめ。尊厳は傷つかなくてもものすごいストレスにさらされた。いじめに連鎖してシカトとハブも始まった。友達だと思っていた人が露骨に私のことをさけだした。用があって私を呼ぶときは急にさん付けになった。露骨すぎていじめよりそっちに傷ついた。しかしその頃の私には、失って悲しくなるような、はっきりと好きだという理由から付き合っている友達はいなくて、誰かと付き合うための理由が、孤立することはリスクを招くし、承認欲求を満たすためにはぼっちじゃつらい、というし

ょうもないものだった。(しょうもないけど切実)傷付いたのは自己愛だった。私がクラスメイトを道具だと考えていたのと同じくクラスメイトからも都合が悪くなったら切る程度の相手だと思われていた。

教室に監禁されて、スクールカーストに怯えながら過ごすと、自尊心を承認でしか満たせなくなるし、他人のことを、自己愛を満たすための道具だとしか思えなくなってくる。嫌いな相手にも好かれたくなるし、憎んでいればいるほど過剰に笑顔を振りまくし、最終的に好きとか嫌いとか、そういった感情がどういったものかすらわからなくなる。

毎日休み時間には机に突っ伏して寝たふりしつつ、いつバスケ部の取り巻きの女達の襲撃に遭うか気が気じゃないためずっと緊張していた。疲れているのに感覚はやたら鋭敏になって磨り減る。私以外にもいじめに遭っている子はいて、40人学級で三人ほど不登校がすでに出ていた。短期間理由なく連続して休む子もぽろぽろいた。私は親が休ませてくれなかったため通っていたが。みんな痛め付けあったりびくびくしたり、毎日そうやって過ごすのが不快じゃないわけないし、もういっそ全員私みたいに寝てろ、大人しく自分の机で好きなことして過ごせばいいじゃん、いじめなんか全員が自分の席でじっとしてれば一秒で終わるよ。

そう思ってもみんな少しでも安全なポジションを得たいから机に突っ伏さない。利害のための社交と政治をやめない。ちなみに私の学年は荒れすぎていて他の学年の廊下を通ってはいけなかったし、休み時間に他の教室に立ち入るのを禁止されていた。突っ伏すしかやることがなくても教室にいるしかなかった。強制収容。

突っ伏していると色々聞こえる。

流行ってるテレビ番組のこと。

ライフのドラマ化があったのを覚えている。EXILEがずっとかかっていてうるさかった。ワンピースが回し読みされていた。ライフもEXILEもワンピースも薄くても中身は基本ヒューマンではあるから、陰惨ないじめとかやりながら消費できるものなんだな、と思ったりした。ばか騒ぎする笑い声や悪口が嫌だった。私の後ろを通った女子が、今年のクラスはみんな仲良くてグループ間が交流あって楽しいね、来年も同じクラスなら良いのに、と言って喋っていたのが忘れられない。その女子らにはいじめが見えていなくて、いじめがあるからクラスが楽しく団結しているということも見えていなかったんだろうし、不登校の生徒やいじめで苦しんでる生徒の存在も見えていなかったのだろう。

あまりに話ができすぎているから後から脳内で出来上がった架空の話だったらどうしよう、とちょっと思うけど、

HちゃんとYちゃんだった、とか細かいところまで覚えてるからたぶんほんとう。

ところで同じクラスに、ホモと呼ばれてずっといじめられている男子がいて、その男子はおとなしかったけれどもいじめられる要員としてクラスの中心の声のでかい派手な男女グループの後ろにいつもくっついていた。以下d君とする。

私はいじめにあうまえそのクラスで所属しているグループがなくてふらふら色んな人と喋っていて、初期はおもに

暗めで地味=カースト低い男子二人組とつるんでいたのだけれど、二人はしばらくしてd君いじめに荷担した。ホモだからいじめる、とかキモいとか

、言うのはそれまで派手な人からバカにされがちで権力無かったからかな、二人は権力持てて舞い上がってるように見えた。

d君がこっちを見てにやけていた、とかホモだ、とか嬉しそうに喋る二人を見て私は引いて、女子たちとだけつるむようになり、女子の二つのグループをかけもちしていたら徐々に女子からも白眼視されるようになり、いじめられてからは女子とも切れた。

d君は芸をさせられていた。傍目には遊んでいるようにも見えるんだけど、

よく観察していればサンドバッグのような扱いだということがよくわかった。一人だけ殴られていたししゃべり方を嗤われていたし、踊ってみろと言われて踊ったりしていた。隣のクラスからも見物が来たりした。見かねて担任にちくったら、遊んでるだけだから心配するなと言われて終わった。

私へのいじめもエスカレートしたので

d君を心配している場合じゃなくなり、私のもちくったがd君のことをちくったとき同様、担任には相手にされなかった。というかいじめている子供の家庭環境の複雑さを一人一人について詳細に教えられて、彼ら彼女らも大変だから荒れているのだしここは大人になって我慢してやれと言われた。

ある日突っ伏しているときに、派手なグループが、

みんなで部屋に集まって、みんなが見てる前でdに好きな子を無理矢理言わせて、○○だと言ったから、○○に電話掛けてdにシコらせながら電話越しに告白させた

(シコる、はオナニー)

と話していたのを聞いてしまって絶望した、グループの奴隷みたいになってしまったd君がわからなくて、性的暴力にさらされて逃げないでそのグループにいるのもわからないし逃げられないとしたらそこまでいじめで心が壊されるものなのかと思った。それから○○は女子だったので混乱した。

ホモだからいじめてやるんだって言って差別していじめていたのにd君はゲイじゃなくて、理由なんかなくてとにかく人をいじめたかったから後付けで

ゲイならいじめて良いと思っている屑がd君をゲイだと勝手に言い出して、

d君が逆らわなかったからエスカレートして、いじめが既成事実になったら

理由はいらなくなった?

私はいじめにあうまえはなんとなくぼやんと、無防備なお人好しだった。社会への期待度が高かった、世の中は私が理解できないような複雑な仕組みで出来ていて、頭のいい人がどっかでちゃんと動かしていて、大人らはちゃんと大人で、子供を守る責任があるとわかっているし、社会が良くなることを考えている。それでも万が一変なことが起きたらどっかにあるチェック機能がそれを止めてくれる。みたいな大雑把なことを思って、大雑把に安心していた。

いじめを見聞きしていじめに遭って、その安心感が根こそぎなくなって何も信じられなくなった。

体調崩した。家出した。自殺しかけた。家で暴れた。